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2024.07.24

  • コラム

保育士になるには?資格取得までの流れや学校の選び方など

保育士の仕事に興味がある人のなかには、「保育士になるには、どうしたらいいの?」「保育士を目指せる専門学校って、どのような学校があるの?」などの疑問を持つ方も多いでしょう。

 

保育士とは、保育を必要とする乳児から小学校入学前のお子さんを預かり、児童の保育や保護者に対してアドバイスをすることが仕事です。厚生労働省が指定する保育士養成施設を卒業、もしくは受験資格を満たし保育士試験に合格することで、保育士の資格を取得できます。

 

この記事では、保育士になるまでの流れや、資格取得方法、学校の種類について解説します。また、専門学校を選ぶポイントや注意点も紹介しますので、保育士を目指している方は参考にしてください。

 

 

そもそも保育士とは?

そもそも保育士とは?

 

 

保育士とは、かつて保母や保父といわれていたもので、赤ちゃんから小学校入学前の子どもを預かり、保護者の代わりになって保育を提供する、といった仕事を中心におこなっています。乳幼児の心身の健全な発達を促進するために、保育所や幼稚園などで働いています。

 

児童福祉法では、「保育士とは、保育士の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識および技術を持って、児童の保育および児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう( 児童福祉法第18条の4)」と定義されています。

 

つまり、保育士は専門的な知識や技術を必要とする専門職であり、保育士資格を取得した者のみが保育士として働くことが可能になるのです。

 

保育士は、保育が必要な子どもを預かるだけではなく、教育的な視点を含めて、子どもの「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」に配慮しながら保育を行います。また、子どもへの保育のほかにも、保護者への対応も仕事の一つです。子育ての悩みを抱える保護者には、相談に乗ったり必要なアドバイスをしたりします。

 

 

保育士になるには?

保育士になるには?

 

 

保育士になるには、厚生労働大臣が指定する養成施設を卒業する方法と、年2回実施されている保育士試験を受験し、合格するという2つの方法があります。

 

ここでは、それぞれの資格取得までの流れについて解説しますので、参考にしてください。

 

 

養成施設を卒業する

 

 

高等学校を卒業後、厚生労働省が指定する「指定保育士養成施設」に入学します。そこで、必要なカリキュラムを学び、卒業することで保育士の資格を取得できる方法です。

 

養成施設は全国各地に多数配置され、主に4年制大学と2年の短期大学、2〜3年間の専門学校などがこれにあたります。これらの学校を卒業すれば、保育士試験を受験せずに保育士の資格を得ることが可能です。

 

2年で卒業できる学校の場合は、2年間のカリキュラムで保育士の資格を習得し、すぐに働き始められます。4年制大学であれば、幼児教育や子どもの心理学などを学び、保育に関連した専門知識を深められるでしょう。

 

 

 

保育士試験に合格する

 

 

保育士になるには、年に2回実施されている保育士試験を受験し、合格する方法もあります。

 

受験資格として、大学に2年以上通学し62単位以上修得した者、短大卒の者、高校卒業後児童福祉施設で実務経験を2年以上かつ2,880時間以上従事した者などの条件が定められていることが特徴です。

 

実際の試験では、8つの科目から出題される筆記試験が行われ、全科目で合格できると実技試験に進めます。実技試験は、3つの分野から2つを選択し、保育士としての技術力を図る試験です。

 

 

 

保育士を目指せる学校の種類

保育士を目指せる学校の種類

 

 

保育士を目指せる学校には、主に以下の3つがあります。

・専門学校(2〜3年制)

・短大(2年制)

・大学(4年制)

それぞれの学校の特徴やメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

 

 

専門学校

 

 

保育士の専門学校は、2〜3年間の履修期間であり、短期間で保育スキルを身につけられる学校です。

 

保育士として必要なスキルと専門的な知識を習得するカリキュラムが用意されています。カリキュラムには、座学の授業よりも実習などの実践的な授業が多く組み込まれていることが特徴です。

 

実習が多い授業のため、実際の現場で働いたときのイメージをしやすく、保育士の仕事に役立つスキルを身につけられるでしょう。

 

また、最短2年で卒業すれば、すぐに保育士として働けることも大きなメリットです。

 

一方、保育士の専門学校であるため、卒業後の進路は保育関連の仕事に限定されてしまいます。また、2年間という短い期間で学習を進める必要があるため、カリキュラムによってはプライベートの時間が取りにくくなる可能性があるでしょう。

 

 

 

短大

 

 

短期大学は、最短2年間で卒業できる学校がほとんどです。短期間で集中して知識や技術を習得するため、現場で即戦力となる保育士を育成するためのカリキュラムになっています。

 

実践的なスキルを身につけた後、できるだけ保育士として早く現場に入って経験を積めることがメリットです。短大では「短期大学士」の学位を取得できるため、保育士以外の道に進む場合でも評価される可能性があるでしょう。

 

一方、4年制大学と比べると授業のスケジュールに余裕がない学校が多くあります。朝から夕方まで授業と実習が詰まっているため、学業に追われる2年間になってしまうかもしれません。

 

また、カリキュラムは実践的な授業が中心であり、学問として保育を深めていきたい方や保育関連の分野を研究したい方には不向きな体制の場合が多いでしょう。

 

 

 

大学

 

 

 

大学は、4年間という長い期間で余裕を持って学習できることがメリットです。1年次では一般教養の授業を中心として、徐々に専門性の高い領域や研究分野の授業が始まります。

 

保育士になるための勉強だけではなく、社会人としての教養や幅広い将来の選択肢を考えられる授業が多いことが特徴です。

 

大学を卒業後は、保育士として保育園や幼稚園で働くという道以外にも、保育士資格から離れて一般企業や公務員など、違った職種も目指せます。卒業後の進路が自由に選べることは、大学の大きなメリットでしょう。

 

一方、4年間の履修期間があるため、保育士として現場で働くまでに時間がかかる点はデメリットといえます。また、専門学校や短大と比べて実習が少ない学校が多く、実践的なスキルが身につけにくい場合もあるでしょう。

 

 

 

保育士になるための学校選び方のポイント

保育士になるための学校選び方のポイント

 

 

保育士になるための学校選びのポイントは、主に以下の3つです。

 

・卒業と同時に取得できるか

・保育士以外の資格が取れるか

・学習内容や実技サポートがあるか

それぞれのポイントを詳しく解説します。

 

 

 

卒業と同時に取得できるか

 

 

保育士資格を取得するには、厚生労働省の指定校を卒業すると資格が得られる方法と、学校卒業後に保育士試験を受けて合格した場合のみ資格が得られる方法の2パターンあります。

 

指定校の養成施設であれば、修業期間は関係なく、無試験で保育士資格を取得できます。

 

特に、指定校のなかでも2年制の専門学校は、実践的なスキルを身につけられ、保育士として早く就職できるカリキュラムになります。一方で、4年制大学の場合は、余裕あるスケジュールで一般教養から専門的な保育分野を学べるカリキュラムです。

 

どのような方法で資格を取得したいのか、どのような学生生活を送りたいのかなどによって、適した学校は異なります。

 

もし専門学校を選ぶなら、厚生労働省の指定校であり、卒業と同時に保育士資格が取得できるかどうかを確認しましょう。

 

 

 

保育士以外の資格が取れるか

 

 

保育士資格のほかにも幼稚園教諭免許を取得できる学校があります。幼稚園教諭免許があると、保育園だけではなく幼稚園の就職も可能になり、働く場所の選択肢を広げられるでしょう。

 

また、認定こども園は、幼児教育と保育の両側面を持った施設のため、保育士と幼稚園教諭の両方の資格が必要です。

 

将来的に働く場所として、保育園か幼稚園か、認定こども園かなどに迷われている場合は、幼稚園教諭の免許も取得できる学校を選ぶことをおすすめします。

 

ただし、幼稚園教諭の免許は、学校卒業後に教員資格認定試験を受けることで取得可能です。将来的な可能性を考えたうえで、学校を選びましょう。

 

 

 

学習内容や実技サポートがあるか

 

 

大学や短大、専門学校では、将来的に同じ保育士資格が取得できるとしても、そのカリキュラムや教え方は異なります。

 

より実践的なスキルを身につけたい場合は専門学校や短大を、一般教養からじっくりと保育を学びたい場合は大学を選ぶと良いでしょう。

 

また、専門学校でも学びたい内容でコースが分かれている学校があります。ピアノやリトミックなどの実技についても学べる学校もあり、保育の現場で役立つカリキュラムであるかも確認してみましょう。

 

 

保育士になるためには

保育士になるためには

 

 

保育士になるには、厚生労働省が指定する「指定保育士養成施設」に進学し、卒業する方法と、保育士試験を受験し、合格するという2つの方法があります。保育士試験を受験する場合は、短大卒の者、高校卒業後児童福祉施設で実務経験を2年以上かつ2,880時間以上従事した者など、いくつかの条件があるのが特徴です。

 

養成施設の場合は、学校のカリキュラムを修了していくと、無試験で資格が得られることがメリットです。2年制の短大や専門学校であれば、より実践的な保育スキルを身につけられ、短期間で就職できます。

 

保育士になるには、卒業と同時に資格取得し、保育士以外の資格取得にも対応していること、実践的な学習内容である学校を選ぶと良いでしょう。

 

東京福祉保育専門学校は、2年間のカリキュラムを通して保育士資格や認定ベビーシッターなどを取得できる専門学校です。キャリアアップをしたい方は、3年次にグループ校の大学へ編入し、幼稚園教諭や学士などの資格取得も目指せます。

 

こども学科は、即戦力になれる保育士を育てるために、学校独自の授業と保育園をモチーフとしたプレイルームで授業を行えることが魅力です。

 

保育士を目指している方は、東京福祉保育専門学校への入学をぜひご検討ください。

 

 

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