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2024.01.30

  • コラム

保育士の年齢・地域別の平均年収って?

保育士というと、給与があまり高くないイメージを持っている方も多いと思いますが、実際にはどのくらいの年収になるかご存じでしょうか。

本記事では、保育士の年収や給与事情について詳しく解説していきます。

これから保育士を目指したいという方のために、今後の保育士の給与動向についてもまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。

 

保育士の給与は高い?安い?


厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査によると、令和3年度の保育士の平均給与は月収25万6,000円、平均年収は382万という結果でした。

保育士の給与は高い?安い?

一般所得者全体の平均年収433万円と比べると、50万円程低いことが分かります。

よく、世間的にも保育士の給与は低いといわれることがありますよね。

保育園ができ始めた当初、まだ共働き世帯が少なかったことから子どもは家で育てるものという意識が強く、保育士の仕事は今よりももっと小さいものでした。

そのため、現在ほど必要性の高さが認識されておらず、給与も低く設定されていたのです。
時代の流れとともに、共働き世帯が急増したことで、いま私たちが暮らす世の中では保育士の需要は高まってきています。

年々、保育士の賃金や労働環境は改善されてきていますが、需要とともに、今後さらに改善の余地が認められるでしょう。

参照元:令和3年度賃金構造基本統計調査:厚生労働省
      民間給与実態統計調査:国税庁

 

【年代別】保育士の平均年収


次は、保育士の平均年収を年代別に見ていきましょう。

保育士の平均年収は、年齢とともになだらかに上昇していきます。
大きく年収が飛躍することはありませんが、安定して300万円〜400万円代の給料は受け取れます。

また、給与は公立・私立のどちらに就職するかでも大きく変わってきます。
年齢が上がって、役職に就く場合は役職手当も含まれるため、さらなる給与アップが見込めるでしょう。

【年代別】保育士の平均年収

参照元:令和3年度賃金構造基本統計調査:厚生労働省

 

【地域別】保育士の平均年収


保育士は、地域でも平均年収が変わってきます。
下記の図は、都道府県別に平均年収をあらわした図です。

        
順位 都道府県 平均年収
1位 東京都 448,1万円
2位 愛知県 438,2万円
3位 新潟県 437,6万円
4位 奈良県 433,5万円
5位 広島県 415,9万円
6位 千葉県 415,2万円
7位 京都府 408,1万円
8位 大分県 398,3万円
9位 長野県 393,7万円
10位 神奈川県 391,3万円
11位 岩手県 390,4万円
12位 群馬県 389,3万円
13位 大阪府 387,8万円
14位 青森県 377,2万円
15位 石川県 375,1万円
16位 滋賀県 371,7万円
17位 兵庫県 370,7万円
18位 佐賀県 370万円
19位 埼玉県 368,5万円
20位 山口県 366,7万円
21位 山形県 365,6万円
22位 長崎県 363,4万円
23位 北海道 361万円
24位 高知県 359,9万円
25位 富山県 355,3万円
26位 福岡県 353,7万円
27位 岐阜県 353,1万円
28位 岡山県 351,8万円
29位 茨城県 351,2万円
30位 熊本県 349,7万円
31位 鹿児島県 349,4万円
32位 宮崎県 349,2万円
33位 秋田県 347,7万円
34位 和歌山県 346,6万円
35位 静岡県 346万円
36位 栃木県 345,4万円
36位 徳島県 345,4万円
38位 山梨県 343,8万円
39位 福井県 336,6万円
40位 香川県 336,5万円
41位 宮城県 329,4万円
42位 愛媛県 328,9万円
43位 沖縄県 326,9万円
44位 三重県 321,4万円
45位 鳥取県 321,1万円
46位 福島県 315,8万円
47位 島根県 307,5万円


東京都が1位ですが、最下位の島根県とは100万以上も年収が離れている状況です。

年収の差については、人口密度による保育士の需要の違いや物価も関係しています。
もし、できるだけ年収をあげたいという希望があるならば、就職先を工夫してみてもいいかもしれませんね。

 

保育士の給与は今後どう変わる?


保育士の給与は、従来「子育ては母親、家でするもの」という風習から、保育施設が初めて開設しはじめた1900年前後の頃はあまり重要視されてきませんでした。

しかし、子ども一人ひとりに合わせた保育を何十人も行い、保護者の対応や書類作成といった多岐にわたる業務をこなす保育士の仕事は決して価値の低いものではありません。

給与が業務の割に合わないという声も上がっていましたが、令和4年度に政府より看護、介護、保育の現場で働く人々の収入引き上げ制度が発表されました。

それに伴い、令和4年度2月より、保育士の給与が毎月3%程度引き上げられています。

今後、世間では共働き世帯が年々上昇している背景もあり、保育士の需要はどんどん高まっていくことが予想されます。

参照元:公的価格の制度:厚生労働省

 

保育士の仕事に興味がある方へ


保育士の仕事は、給与が低いとよく言われますよね。
しかし、近年では家族の在り方や働き方が変化してきたことにより、保育士の需要はどんどん増してきています。
また、令和4年度には保育士処遇改善による賃上げも行われ、従来より給与アップも見込みやすくなりました。

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