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2024.01.30

  • コラム

保育士の資格の取り方は?

保育士とは、子どもたちを対象に身の回りのお世話や遊びといった保育を提供する仕事です。
子どもたちと一緒に遊ぶ中で、感性や言葉、社会性といった人間にとって欠かすことのできない心の基礎を育みます。

保育士の資格は国家資格にあたり、資格を取得するには既定のルートを辿る必要があります。
そこで、当記事では保育士資格の概要から取得方法について詳しく解説していきます。
これから保育士になりたいと思っている方は、ぜひ当記事を参考にしてみましょう。

 

保育士に必要な資格とは?


保育士になるためには、国家資格である保育士資格が必要です。

必要な資格 保育士資格
保育対象の年齢 主に0歳~6歳
仕事内容 ・子どもの身の回りのお世話
・子どもの健康を育み、成長を促す
・親子、家庭のサポートを担う
資格の取得方法 ・保育士試験に合格、または指定保育養成所を卒業する
活躍場所 保育園
認定こども園
乳児院
学童保育
障がい児施設 など


昨今では、少子高齢化が進み、日本における子どもの人数は徐々に少なくなっています。

しかし、共働きの夫婦やシングルマザーなどの家庭は増加傾向にあり、それに伴い保育所の利用児童数は年々増えてきているのです。

最近では「認定こども園」という保育と幼児教育の両方の特徴を併せ持つ施設も世間に浸透しつつあり、保育士の活躍の場も広がってきました。

少子高齢化ではありますが、保育士の需要は決して低くなく、むしろ高まってきていると言えます。

参照元:令和2年度保育所等関連状況取りまとめ:厚生労働省
      共働き等世帯数の年次推移:厚生労働省   

 

保育士資格の取り方


保育士資格の取り方

保育士資格の取り方としては、主に2つの方法があります。

①都道府県が定める指定保育士養成施設を卒業する
②保育士試験に合格する

2つの取得方法を詳しく見ていきましょう。
参照元:指定保育士養成施設に関すること:東京都福祉福祉保健局
      保育士になるには:厚生労働省

 

養成施設を卒業する


1つ目の資格の取り方が養成施設を卒業する方法です。

指定保育士養成施設とは、都道府県が定めた保育士を育成するための専用施設です。

学校の種類には、4年制大学・短期大学・専門学校の3種類があり、自分に合った学校を選択します。

指定保育士養成施設を卒業できれば、国家試験である保育士試験を受験しなくても、保育士資格を得ることができます。

学校に入学するためには、高校卒業以上の資格が必要ですが、年齢制限はないため社会人からでも目指すことが可能です。

 

保育士試験に合格する


2つ目の資格の取り方として保育試験に合格する方法があります。

指定保育士養成施設の卒業以外で保育士を目指す場合には、保育士試験に合格しなければなりません。
保育士試験の受験資格を得るためには「何らかの大学や短期大学・専門学校を卒業していること」または「児童の保護・援護に従事する職場での実務経験」が必要になります。

大学や短期大学を卒業している場合、その学校が学校教育法に基づいた専修学校であれば、保育と関係のない学科でも受験が認められます。

専門学校の場合、大学・短期大学と同様に、その学校が学校教育法に基づいた専修学校であること、及び学校の課程が2年以上であれば、保育と関係のない学校でも受験が可能です。

高卒で就職した場合、その就職先が児童福祉法で規定された子どもに関係する職場であり、2年以上かつ2880時間以上の実務経験があれば、保育士試験を受験できる可能性があります。

職場の規定は、児童福祉法に基づいて定められており、全国保育士養成協議会のホームページから受験資格が得られるかを確かめることができます。

自分の職場が該当するかどうか、チェックしてみましょう。

参照元:保育士試験を受けられる方へ:全国保育士養成協議会

 

保育士試験の概要


保育士試験は年に2回、春季と秋季に開催されます。
試験内容には筆記試験と実技試験があり、実技試験は筆記試験に全科目合格した方のみに行われます。
期間は筆記試験終了後から1〜2か月後に行われるのが一般的です。

保育士試験の合格率は、例年20%前後となっています。

厚生労働省の合格率の発表によると、令和3年度の保育士試験は受験者全体で83,175人に対し、合格者はたったの16,600人という結果です。

出題範囲がひろいことや、実技試験もあることなど様々な理由が考えられますが、合格率から見ると、難関資格と呼ぶことができるでしょう。

 

幼稚園教諭免許について


指定保育士養成施設によっては、保育士の資格だけでなく幼稚園教諭免許の取得も可能です。

幼稚園教諭免許には、第一種免許と第二種免許、専修免許の3種類があり、卒業する課程で得られる免許が変わります。

第一種免許は大学課程を卒業した方に、専修免許は大学院を卒業した方に与えられます。
それ以外の、短期大学・専門学校で幼稚園教諭の免許を取得した場合は第二種免許が与えられます。

第一種と第二種の違いについては就職後にやや差が出ます。

就職先によっては、第二種よりも第一種の免許を取得している方がやや給与が高くなる傾向にあります。また、園長に就任するには、必ず幼稚園教諭第一種の免許が必要です。

ただ、第二種免許をもっている場合、実務経験や必要な条件を満たすと、第一種免許に書き換えが行えます。
また、保育士資格しかもっていなくても、保育士資格を生かして幼稚園教諭の免許が取りやすくなるメリットもあります。

参照元:幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例:文部科学省

 

保育士資格に興味がある方へ


本記事では、保育士の資格について具体的に説明してきました。
保育士になるには、指定保育士養成施設を卒業するか、保育士試験に合格する必要があります。
しかし、保育士試験は合格率が20%前後で例年推移しており、合格するにはかなりの対策を練る必要があります。

したがって、できるのであれば指定保育士養成施設に通い、卒業して保育士資格を取ることをおすすめします。

本記事を読んだあなたが指定保育士養成施設を考えているのならば、東京福祉保育専門学校を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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